フォト山行記

ハイキングや登山の記録、登山地図、登山ルート、温泉の情報を載せています。
春は桜、秋は紅葉を追い掛けて、夫婦でのんびり歩いています。
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微温湯温泉 旅館二階堂
無色透明の源泉が贅沢にドバドバと大量に掛け流されています。 
浴槽は、内湯のみ、源泉槽と真水を沸かしたポリ浴槽の2つです。 
まずはじめに、体をより良く温めるために、真水を沸かしたポリ浴槽で暫くあったまってから、 
源泉槽に肩までゆっくり浸かります。 
はじめは寒いほどのぬる湯ですが、1時間以上浸かっていると体の芯まであったまって、じんわり汗をかいてしまいます。
味は鉄の味が強く、渋くてすっぱい味です。長野県の毒沢鉱泉の味と似ています。 
この源泉も温めると真っ赤なお湯になるそうですが、新鮮な源泉を掛け流しているので無色透明なんだそうです。 
木の床や浴槽が、美しいアメ色なのは、この温泉の成分を吸ってのことだそうです。
常連さんにならって私も源泉のお湯をゴクゴク飲んでみました。
「このお湯飲むと最高のデトックスになるのよ。利尿効果がすごくてねぇ、体の悪いものが全部出て行くわよ。
ペットボトルに入れて持って帰ると良いよ。だけど、1週間も居たらお歯黒みたいに歯が真黒になるのよぉー。」
と笑っていました。   
うんうん、確かに確かに、デトックス効果が出ました。足のむくみもスッキリ無くなります。 
主人はぬる湯の常連さんたちと温泉の効能話で盛り上がって意気投合し、2時間の入浴を堪能、
すっかり気に入ってしまいました。  
常連さんたちいわく、「見えない目が見えるようになった」「肝臓の病気で来ているが数値が良くなった」
「治らない病は無い」んだとか。  
目に効く温泉は他に新潟県の貝掛温泉も有名ですが、ここは効果が抜群、何といっても居心地が良いんだそうです。
目を治すには、お風呂の中で目をお湯につけてパチパチまばたきを繰り返す、これを何度も繰り返して
目が見えるようになったそうです。  
ここほど色んな病に効く温泉は他には無いから、全国から何十年も通ってくる人が絶えないのだとか。
テレビはNHKと民放が1つ映るか映らないか・・・。携帯電話はかろうじてauの電波が立つかどうか・・・。
湯治が終わるとすっかり社会に取り残されて浦島太郎の気分になるけど、温泉に入って温泉談義してるのが
1番の楽しみだそうです。 
効き目がスゴイお湯だから、10日間の湯治は意外と苦行だけれど効くよぉー、おいでよぉーと誘われて
主人はうらやましくなったそうです。 
ここのお湯は心臓がドキドキしないお湯だけれど、長時間入ると起きていられないほど眠くなる温泉です。
成分が強いのでしょう。  
男湯は無駄な世間話や日常の仕事の話しをする人は1人も居なく、熱心なホンモノの温泉フリークの方々の
温泉談義に花が咲き、みなさん各地の温泉に詳しく、温泉についての色々を聞けてとても楽しかったそうです。  
「ここねぇ、酒を飲んでも酔わない温泉なんだよ。湯治の時は必ず取って付きの4リットルウィスキーを先に
ダンボールで送って、だいたい1週間の湯治で飲み切っちゃうけど残ったら女将さんに取っておいて貰うんだよ
1日中飲んでいても酔わないンだよなぁ。他にも二日酔いをしない温泉ってのが色々と有るんだけど、
ここの温泉が一番効くよ。酒飲んでても女将さんからも怒られないしね。」この話を聞いて、
主人は湯治に魅力をとても感じて、次のゴールデンウィークは泊まりに来たいよーと帰りの車で叫んでいました。   
女性にとっての朗報は、源泉のお湯でバッシャバッシャ顔を濡らしていると、優しくピーリングされて
肌がツルツル透明感が出て綺麗になります。 体に膜が出来たような、肌に張りが出て湯切れが良くなります。
高い化粧水よりもはるかに効果があります。
1週間湯治に来ているとおっしゃっていた女性の肌は水をはじいてツヤツヤでうらやましかったです。 
この温泉、夜は起きていたくても眠くて眠くて9時前には寝てしまいました。
他のお部屋も9時前には電気が消えていました。じっくり長時間浸かっていられるので体の芯まであったかくなるからか、
夜中にトイレに起きることも無く、久しぶりに深く熟睡させてくれました。
若女将も女将さんも笑顔も優しく親切です。若女将のお子さんは礼儀正しくあいさつが出来て感心してしまいました。
庭のお手入れが行き届き、ゴールデンウィークのころに宿に続く桜並木が満開になり、
宿の周りがピンクに色づくほどにヤマザクラが多いんだそう。 
そして、6月ころ、天然記念物に指定されていて吾妻山でしか咲かないネモトシャクナゲが一面に咲くのだそうです。 
他にも、四季折々、花が咲くよう、色んな植物を植えているそうです。 
ここから浄土平に行く登山口も整備され、ハイカーが多いのだとか。 
うーん、やられた!私たちの、常宿になりそうです。カメラと山道具を持って、暫くここで過ごしたいです。 
 
微温湯温泉 旅館二階堂
奥の茅葺の建物が湯治棟
 
宿への通りは桜並木が続く
 
         
広々としたお部屋
グループごとに個室で食事
 
温泉への渡り廊下

 
手前が源泉槽
ドバドバとすごい掛け流し量
 
         
奥のポリ浴槽は真水を加温した上がり湯
宿の近くから
吾妻小富士が!
 
 泉 質  酸性-含鉄(U、V)-アルミニウム-硫酸塩泉
 温 度  31.8
 利用形態   源泉掛け流し
 ph  2.9
 浴 槽  源泉内湯2 真水加水上がり湯2
 営業  4月末旬〜11月中旬まで
 住所  〒960-2151 福島市桜本字温湯11
 電話番号  0245-91-3173
ぬる湯 酸性 目に効く 
 
 
 
 


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